お薬を飲むタイミングって大切ですよ!!part2
お薬とお付き合いのある皆さん、おはようございます!!
本日は、前回の続きです!!
前回は、主なお薬の飲み方のタイミングについて、とりあえずお伝えした通り服用する
ようにお願いしました。
では、なぜその通りに服用しないといけないのか?その辺りを解説していこうと思います!!
・食後 食事のあと30分以内
実はお薬には胃を荒らすなどの、消化器への副作用が結構多いんです。なので、なるべく胃に負担をかけないようにするためにも食後30分以内の服用が大切です!!
そして、重要なのが30分『以内』というところがポイントです。人によっては、「食事が終わって30分してから服用しなければならない」と思っている方がいらっしゃいます。
実は、そうではなくて30分以内に服用しないといけないので、極端な話、食後直ぐに服用しても構わないという事です!!
飲み忘れ防止のためにも、食後直ぐに服用することをオススメします!!
・食前 食事の30分前
食前のお薬は、主に吐き気止めや食後の悪心などを抑える薬が多いと思います。では、なぜ食事の30分前に服用しなければならないのか?
食事の30分くらい前に服用することで、食事をした後の吐き気や悪心などを抑えることができるのです。
そのため、食前の薬を食後に服用したり、食事の直前に服用してしまっては、本来求めている効果がきちんと発揮されないため、お薬を服用する意味がなくなってしまうのです、、、(TT)
・食直後 食事のあと5分以内
食直後に飲まないといけない薬って、あまり聞いたことないですね、、、。でも食直後でないと吸収が悪くなって効果がしっかりでない薬ってあるんですね!
代表的なのが、高脂血症で服用することがあるお薬です。いわゆる青魚の油の成分であるEPAやDHAが主成分である薬は、食直後に服用しなければなりません。
ご飯を食べたらすぐに服用するようにしましょう!!
・食直前 食事を食べ始める5分以内
食直前の薬で代表的なものは、糖尿病のお薬があります。これは、糖尿病のお薬や病気の詳細については、今後お伝えしていこうと思いますが、とても簡単に言うと、
食事をとると血糖値が上がりますが、糖尿病の方はその血糖値が上がりすぎてしまう病気です。
そのため、食後の血糖値を上げ過ぎないようにするために服用する薬がありますが、その薬の一部が食直前に服用しなければならない薬なのです。
なぜ、食前ではなく、食直前でないといけないのか?
それは、食前に服用すると、食事をする前に血糖を下げてしまい、副作用である低血糖を引き起こしてしまうのです。この低血糖の副作用はとても怖くて、場合によっては意識消失につながることがあるんです、、、(TT)
食直前は副作用予防のためにも必ず食事をとり始める5分以内に服用しましょう!!
・食間 食後2時間後(空腹時)
食間の代表的な薬に漢方があります。これはなぜ食間でなければならないのでしょうか?ちなみに、食間とは、食事の間と言う意味ではないんですよ!!
漢方薬は複数の生薬から成り立っており、その絶妙なバランスで効果を発揮します。
食後に飲むことは食べ物と胃の中で混ざり配合のバランスを崩すことになり、効果が薄れてしまうことがあります。
そのため、漢方は胃の中に何も入ってない空腹時の食前(食事の30分前)、食間(食後2時間後)に飲むことが効果的なのです!!
・起床時 起床後すぐに服用
骨粗鬆症についてお伝えするときに詳細をお伝えします!
・就寝前 就寝の30分前~直前
就寝前の薬と言ったら 、不眠症のお薬ですね!不眠症はもはや現代病のようになっており、子供からお年寄りまで幅広く悩まされている方が多い病気です。
不眠症のお薬について、詳しくは今後お伝えしますが「服用後はすぐに布団に入りましょう!」といつもお伝えしています。
一般的には、就寝前の薬は標記しているとおり、「就寝の30分前~直前」となっていますが、不眠症のお薬に関しては、就寝直前に服用することをオススメします。
服用後、用事をしたりしていると、思わぬ副作用(転倒・一時的な記憶喪失)や、きちんとした効果が得られなくなるなど不都合が出てくる可能性があるんです、、、(TT)
・頓服 症状のある時
以上で、お薬を服用するときの基本中の基本である、服用のタイミングについて解説していきました。
お薬はとてもたくさんの種類があるので、例外ももちろんありますので、基本的にはお薬をもらうときの薬剤師の指示通りに服用するようにしてください。特に特別な指示がないようでしたら、このブログで解説したとおりに服用していただければ良いのではないのかなと思います!!