薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

お薬手帳の実力!!

お薬とお付き合いのある皆さん、おはようございます!!

 

前回は、お薬手帳ってすごく大事なんですよ!という事を簡単にお伝えしました。

必ず、病院・薬局に行くときにはお薬手帳を持参してくださいね!

ryouhei200611111.hatenablog.com

 

では、病院や薬局に行く時だけお薬手帳を持参していればいいのか?という事なんですねぇ~!?

 

それだけでは、実は不十分なんですね!お

薬とお付き合いのある皆さんには、お薬手帳は心強い味方なんです!!

 

では、お薬手帳の実力って何なんでしょうか?

 

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例えば、上のイラストにもあるように、

・心臓の病気で薬を飲んでいた人が、外出先で突然心筋梗塞で意識が無くなってしまった!

・車を運転中、交通事故にあった!

・営業で外回り中に熱中症で倒れた!

 

お薬とお付き合いのある皆さんは、何かしらの病気をお持ちですよね。そういった場合、『いつ・何が起こるかわからない』というリスクはどうしてもあります。(もちろんお薬でそのリスクをなるべくゼロに近づけていかなければなりませんが、、、)

 

もし、急に意識を失ってしまった場合、

・自分がどのような病気で

・いつもどこの病院に受診しており

・どのような薬を服用しているか?

 

救急隊員が駆けつけてくれても、伝える事ができないですよね、意識がないので、、、(TT)

 

このような場合、一刻を争う事態です。一分一秒でも早く処置をしながら、病院に搬送することが必要ですし、救急搬送された後も速やかな対応が、その後の患者さんの人生に大きくかかわってくると思います。

 

つまり、先述した3つの事を救急隊員に伝える事ができれば、その後の対応が劇的に変わります!

 

では、意識がない時にどのように伝えればいいのか?

 

それは、

カバンの中にお薬手帳を入れておくという事です!

 

救急隊員は、身元確認のために、持ち物をチェックします。

カバンの中にお薬手帳が入っていたら!!

救急隊員に、自分の『病気の事』『薬の事』伝える事ができますよね!

 

滅多に起こることではないですし、起きないことに越したことはないのですが、

いざ、というときに力を発揮するのがお薬手帳なのです!

 

私が、講演会をするときに、いつも質問することがあります。

   『この場にお薬手帳を持ってきている人?』

だいたい、いつも1割くらいの人しか持っていないですね、、、(^^;)

私たち薬剤師が、お薬手帳の重要性を伝える事ができていない証拠です、、、

『ちゃんと伝えていかないとな!』といつも反省します。

 

でも、うれしいことに、このような話を聞いた後、常に持ち歩いてくださる方が増えているのが実感できています!

『話を聞いて、いつも持ち歩くようにしたよ!』なんて声をかけてくださる方がいるのはうれしいですね(^^)/

 

それはさておき、お薬手帳は、

 

しゃべれない時しゃべってくれるお薬手帳

 

これを、覚えておいてください。

そして、

外出するときは、近くのスーパーに行く時でもお薬手帳を持ち歩いてください!

 

繰り返しになりますが、

いざというときに力を発揮し、皆さんの命を助けることができるのがお薬手帳です!

そんなに、かさばる物ではないので、『常に携帯』をお願いします!

 


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