他にもあった!?お薬手帳の重要性!
お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!
前回、前々回とお薬手帳についてお伝えしました
(お読みでない方は、下記からぜひご覧ください!)
ryouhei200611111.hatenablog.com
ryouhei200611111.hatenablog.com
『お薬手帳は、常に持ち歩いていただく』
これをぜひ実践していただきたいと思います。
今までは、日々の生活の中で、お薬をもらう時や、急な病気・自己の時に役立ちますよ!というお話をしてきましたが、実はお薬手帳の重要性はこれだけではないんです!
昨今、各地で自然災害が発生していますよね(><)
東日本大震災をはじめ、熊本地震など、大地震はもはや日本のどこにいても発生する可能性があるんじゃないでしょうか?また、南海トラフ地震はいつ起きてもおかしくないと言われています、、、。
また、最近は台風も多いですよね。しかも、大型になってる気がします。それに伴う土砂災害や河川の氾濫による浸水の被害もよく耳にします。
余談ですが、このような大規模災害の時に耳にするDMAT(災害急性期に圧胴できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム)の隊員の中には薬剤師もいるんですね!
また、それとは別に災害急性期が過ぎた後には、各都道府県の薬剤師会から薬剤師が被災地に赴き活動してるんですよ!私の周りにも、東日本大震災や熊本地震の際、現地に行き活動された方は沢山います!(私は、家族の想いもあり断念しました、、、)
話はそれましたが、私たちは、いつ何時被災者になるかわからないという事です。そして、お薬とお付き合いのある皆さんは、災害時というのは病気を抱えていない方に対してよりリスクが高いという事です。
数年前、東日本大震災の被災地で活動された薬剤師のお話を聞く機会がありました。
東日本大震災ではご存知の通り、津波が甚大な被害をもたらしました。
透析が必要な方は、2日おきに透析をしなければなりません。そのためドクターヘリなどで近県の病院に搬送されるなど、病気をお持ちの方は、特に大変な思いをされたと思います。
このように、津波で全てを流されてしまった被災者の中には、お薬とお付き合いのある方々もたくさんいらっしゃいました。その方たちはいち早く避難するために何も持たずに高台に逃げました。そして、全てを流されました、もちろんお薬も、、、。
石巻の赤十字病院で活動していた薬剤師の言葉にとても胸が苦しくなりました。
このような大規模災害の際、その地域の医療機関(病院・薬局)だけでは絶対的にお薬が足りなくなります。そこで、全国の病院・薬局・医薬品卸などが、被災地にお薬を提供します。
しかし、
何も持たずに避難された方は、自分が何の薬を飲んでいるかが分からなかった
「血圧の薬」「糖尿の薬」など大まかなことはわかるかもしれませんが、お薬の名前まで憶えている方はほとんどいませんよね、、、?
全国からたくさんのお薬は被災地に届いていました。
でも、
どんなお薬を飲んでいるのか?どんな病気なのか?わからないため、すぐにお薬が渡せなかった。
沢山薬はあるのに、、、。
目の前にしんどいしている方々が沢山いるのに、、、。
何日も薬が飲めていないから体調が悪くなっているのに、、、
薬剤師として、とてもつらい思いをしたそうです。
でも、中にはお薬手帳を持たれている方がいらっしゃいました。そういった方々は、今までと同じお薬、若しくは似たようなお薬をもらうことができたようです。
このように、
お薬手帳は、
『自分の命を守るカルテ』
なんです!
お薬手帳は、
・常に持ち歩くカバンなどに入れておく
・保険証などと一緒にしておく
・大切な貴重品だと思う
このことをご理解いただきたいと思います。