薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

薬との飲み合わせを気を付けるのは薬だけでいいの?part2

お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!

前回は、『飲み合わせが悪い』とはどういうことなのか?という事をご説明しました。

薬が効きすぎてしまう場合もあれば、聞かなくなってしまう場合もあるという事でしたね!!

 

では、その飲み合わせはお薬同士だけなんでしょうか?

実は、『飲み合わせが悪い』というのは薬だけではなく、食べ物や飲み物との飲み合わせが悪い薬があるんですね!!

 

なので、皆さんは、今一度いつもお薬をもらっている薬剤師に対して、

『私が飲んでいる薬と食べ物・飲み物で飲み合わせの悪い物はありますか?』

このように再確認しておいてください!!

 

では、実際どういった飲食物に気を付けないといけないのか?見ていきましょう!!

その前に、何度も何度も出しているグラフを復習の代わりで載せておきます!!

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以下、飲食物とお薬との飲み合わせを見ていきますが、心当たりがある場合は、必ず、いつも薬をもらっている薬局の薬剤師に確認するようにしてくださいね!!

自分勝手に判断はしないようにしてください!!!!!!!

 

グレープフルーツジュース

 これは、よく聞いたことのある話なのではないかなと思います。では、なぜいけないのでしょうか?

グレープフルーツの果肉に含まれるある成分が肝臓での代謝を阻害することによって、薬の山が高くなってしまう事です。つまり、薬が効きすぎてしまうという事があります。

例えば、血圧を下げる薬の中にグレープフルーツジュースと飲み合わせの悪い物があります。そういった場合、どのようなことが予想されるかというと、血圧が下がりすぎてふらつきなどを生じる可能性があるということです。

グレープフルーツジュースと飲み合わせの悪い薬を服用している患者さんは、できれば服用期間中はグレープフルーツジュースを飲むのは避けていただくことが望ましいです!!

あと、実はグレープフルーツジュースだけじゃないんですね!!

皮の厚い柑橘系、例えば、ぶんたんやダイダイ、スウィーティーなどの柑橘系もグレープフルーツと同じ成分が含まれているので注意が必要です!!

逆に、オレンジやレモン、みかんは安心して食べていただいて構いませんよ!!

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他にも、クロレラ緑黄色野菜・納豆・カフェイン・チーズ・アルコール・牛乳などがあります。

次回以降も、これらについてどうしていけないのか?どのように対応したらいいのか?などなどご紹介していきたいと思います。

今回はグレープフルーツジュースだけでゴメンナサイ、、、。


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