薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

薬との飲み合わせを気を付けるのは薬だけでいいの?

お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!

 

今回からは、また新シリーズです!!

数回にわけて、『飲み合わせ・相互作用』についてお伝えしていこうと思います!!

 

まず最初は、『飲み合わせって何なのか?』という根本的なところからお伝えしますね!

このブログでは、比較的恒例になってきた、グラフで見ていくととても分かりやすいかな~と思いますので、下のグラフを見てもらいましょう!!

f:id:ryouhei200611111:20170724105335p:plain

このグラフを見てもらったら分かるように、『飲み合わせ』には2つのパターンがあるんですね

『飲み合わせが悪い』というイメージは、なんとなく、効果が出すぎて副作用が出るのではないか?という風に思われているのかもしれませんが、それだけではなかったんですね!

改めて、『飲み合わせが悪い』者同士を摂ってしまったらどうなるのか?というと、

 

★薬の吸収が良くなりすぎる、分解・排泄能力お薬を服用してからの流れ - 現役薬剤師が伝える! 『本当に大切なお薬との付き合い方』参照)を低下させる

  ⇒ ・薬が効きすぎてしまう

   ・副作用発現のリスクが高くなる

 

★薬の吸収が悪くなる、分解・排泄能力が高まってしまう

  ⇒ ・薬が効かなくなってしまう

      ⇒ 病気の悪化につながる

 

このように言うことができるんですね。

体を治そうとして飲んでいるお薬同士が、結果的に体を壊すような組み合わせになっているという、非常に危険な事なんですね!!

 

だから、薬剤師がお薬同士の飲み合わせに問題がないか?チェックしてるんです!!

これも医薬分業の大きなメリットですよね!

 

次回からは、少し具体的な内容を見ていこうと思います!

また、皆さん自身が何を気を付けないといけないのか?その辺りお伝えしていきますね!


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