【各論】糖尿病薬:インスリン製剤
お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!
いよいよオーラスです!!!!!!!!!
インスリン製剤の種類
インスリン製剤の使い方
太ももやお腹(脂肪の多い場所)に皮下注射することで、すい臓から分泌されるインスリンと同じ作用を示し、血糖値をさげます。
インスリンの注射部位は、なるべく脂肪の多い場所(肩・お腹・太もも)がいいです。ただしへそ回り5cm以内は吸収が不規則になるため避けるほうがいいでしょう。
また、注射を打つ場所は毎回変えてください。
同じ場所に注射していると、皮膚が固く盛り上がったり、赤くなったり、むくんだようになったりします。そうなると、インスリンの効きが悪くなったり、場合によっては、効きすぎて低血糖につながったりするので、注意が必要です。
おなか回りを4~6分割してそこをローテーションするように注射していただくといいんじゃないかと思います。
すべての注射は使う前に空気を抜くという目的で、空打を2単位分で行いますので、1本が300単位でも、朝、晩で10単位ずつ打つ(10-0-10-0)場合は、10+2+10+2=24単位/1日、必要になるので、1本が約12.5日持つと計算されます。
ノボリンNや30Rといった懸濁性製剤は、中に玉ころが入っていてそれを上下に10回以上動かすことで懸濁具合を均一にしてから使用します。 また、懸濁性製剤は残り4単位程度は使用しないことが望ましいとされます。
インスリンの針
キャップをつけたまま、回しながら装着し、透明キャップと白いキャップを取って使用します。
基本1回で1本使いますので、1日1回で28日分であれば、28回で28本の針が必要ということになります。
たまに、張りを使いまわす方がいらっしゃいますが、衛生上とてもよくありませんので、必ず1回使いきりでお願いしますね。
インスリン製剤の保存
インスリンの保存方法は、封を切っていないインスリン製剤は2~8℃の冷蔵庫での保存してください。できれば、ドアポケット辺りがいいんじゃないかなと思います。最近の冷蔵庫はそんなことないと思うのですが、冷蔵庫内の場所によっては、インスリンの液が凍結する恐れがあります。 一度凍結したインスリン製剤は使用できませんので、その辺り注意してください。
使用中のインスリン製剤(ペン型)は、冷蔵庫で保存すると故障の原因となる恐れがあるため、室温(30度以下)で保存してください。
使用期限としては、使い始めてから28日間(ヒューマログN注カート・ミリオペンにおいては18日間)を超えて使用しないようにしてください。