薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

糖尿病予防で薬局ができること

お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!

 

前回は、「糖尿病患者さんに対して薬局ができる事」と言う事で、薬局の活用の仕方をお伝えしました。

今回は、「糖尿病予防の観点で薬局ができる事」についてお伝えしたいなと思います。

 

現在、糖尿病とその予備軍は日本に2000万人いると言われています、、、

日本人の6〜7人に一人の計算ですね!成人でいうと4人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍という計算になるそうです。

 

糖尿病の治療をしっかりして、合併症を防いでいくということも大切なのですが、そもそも糖尿病にならないようにしていく事がとても重要になりますからね!

 

・検体測定室

皆さん、「検体測定室」って聞いたことありますか?

3年くらい前にできたものですが、まだまだ周知されていないのが現状かなと、、、

検体測定室とは、

簡易な検査を行う施設です。簡易な検査とは、利用者が自ら採取した血液について、一定の条件を満たした薬局などが血糖値や中性脂肪などの臨床検査を行うサービスです。この検査はあくまで簡易な検査であり、「診察」のための検査ではないということはご理解いただきたいと思います。(検査機器自体は実際の診察で使われたりする機器なので、決していい加減な数値というわけではありません!)

「検体測定室」の目的は、国民の健康意識の向上や、健康診断や医療機関受診への動機付けを高める観点から、利用者が血液を採取し、検査結果も利用者自身で判断・管理することで、自己健康管理の一助となるようなサービスです。また、利用者が自身の検査結果を早期かつ簡便に把握するとともに、薬局などから利用者に対し、健康診断等の受診勧奨が行われることで、医療機関への受診を促進し、糖尿病などの予防や早期発見に寄与することが期待されます。

 

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私の勤務する薬局では、2年くらい前に申請をしています。上の写真は私が勤務している店舗の「検体測定室」の様子です!

 

薬局周辺の地域では他に実施しているところはありませんね、、、

先述した通り、一般の方にもほとんど周知されていませんので、「検査したいんですけど、、、」という方はほとんどいません。それでも、広告や、日々の業務で疑いのある方には声掛けして、月に数名の方に実施している状況です。

ちなみに、「検体測定室」は、予防・早期発見という目的があるため、すでに糖尿病の治療をされている方は、行うことはできませんのであしからず、、、

 

・予防のため冊子配布、アドバイス

「糖尿病患者さんのためにできる事」でも記載したのですが、予防の観点での冊子も置いてます!

若い方だとコンビニ食が多かったりする方もいらっしゃると思いますが、コンビニ食でも賢く選ぶ事でヘルシーになったりするんです!

そんな冊子だったり、おやつの賢い摂りかたや外食のポイントなどなど、お役立ち情報が沢山ありますよ!

 

以上、何はともあれ、予防などについても何なりとご相談していただければと思います!

 


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