糖尿病患者さんに対して薬局ができること
お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!
今まで糖尿病のお薬について色々と見て行きましたが、お薬についての理解は深まりましたでしょうか!?
糖尿病の薬は非常に多くの種類があり、それぞれ特徴も違うため、飲み方・副作用など気を付けなければならない事が違うということも知っていただけたんじゃないかな?と思っています。
今回は、「糖尿病患者さんに対して薬局ができる事」をご紹介しようと思います!
意外と薬局ができる事ってあるんですよ!
・糖尿病関連の資材提供
薬局には様々な健康情報・生活改善・病気の事などの資材が置いてあります。
もちろん、その中には「糖尿病関連」の資材も置いてあります。
例えば、
「糖尿病という病気をしっかりと知りたい」という方には、「糖尿病とはどういう病気か?」と言う冊子があります。
他にも「糖尿病の食事療法・運動療法の冊子」や、主婦の方は毎日の食事が大変だと思いますが「糖尿病食のレシピ」なんかもあります!
薬局は、様々な健康情報を発信しています!お薬をもらう際は、スマホやTVを見て待っているのではなく、そのような健康情報の冊子や資料を見ていただけたらいいかなと思っています。
糖尿病に限らず、気になることがありましたら、だいたいの資材はご用意できると思いますので、薬剤師に一言お声がけいただければ幸いです!(多分どこの薬局でも対応してくれると思いますよ!たぶん、、、)
・糖尿病の方でも安心して食べられる甘味
糖尿病の方は、「甘いもの食べちゃダメ」「間食ダメ」など、様々な制限を突き付けられますよね、、、。最初は頑張って制限していっても、何年も続けるというのはなかなか大変です。
そんな時、糖尿病患者さんでも比較的安心して摂ることができる甘味物があります。例えば、『マービー』シリーズは、糖尿病患者さんのことを考えた商品がラインナップされています。
飴やプリン、クッキーなど口さみしいときや間食として食べることができたり、ジャムやコーヒー・紅茶にれるスティック砂糖、調味料として醤油やドレッシング、砂糖など幅広い商品が置いてあります。
このような商品により、少しでも制限を無理なくこなしていくことで、ストレスも軽減されるんじゃないかなと思います。
ちなみに、この『マービー』シリーズは、比較的置いてある薬局は多いんじゃないかな?と思います。もし、皆さんがいかれている「かかりつけ薬局」に置いていないのであれば、「糖尿病でも安心して食べられるおやつってありませんか?」と相談していただいたらいいんじゃないかな!と思います。
・栄養士さんなどとの連携
薬剤師って薬の勉強だけでなく、「病気の事」「栄養の事」「運動の事」などなど幅広く勉強しています!って思っています(^^;)
たまに、「薬剤師さんには薬のこと以外質問したらいけないと思っていた」とおっしゃる方がいるんです、、、(TT) まだまだ薬局・薬剤師の職能アピールが足りないと反省です、、、。
そんなこと全然ありません!!!!!!
病気の事・健康の事・予防の事・福祉の事・介護の事、そして食事や運動などなんでも相談していただいていいんですよ!!
ちょっと話がずれてしまいましたが、糖尿病の患者さんに対しては、その方の生活習慣についてお話を聞き、それに対してアドバイスをするなんてことは日常茶飯事です。なので、どんどん相談していただきたいなと思います。
しかし、
薬の専門家は「薬剤師」ですが、食事の専門家って「栄養士」さんですよね。薬剤師も勉強はしていますが、栄養士さんにはかないません、、、。
比較的大きい病院(入院機能がある病院)では、管理栄養士さんがいらっしゃいますので、診察時にお医者さんに「栄養指導を受けたい」と相談すれば、病院内の管理栄養士さんが栄養指導してくれます!(費用は掛かります)
しかし、クリニックや医院、診療所などは栄養士さんがいらっしゃいません、、、。
そのような病院で診察を受けている糖尿病患者さんは、どのように栄養指導を受けたらいいんでしょうか?
薬剤師は、薬局で仕事をしているだけではなく、様々な職種の方と連携をとっています。もちろんその中には栄養士さんもいらっしゃいます。
行政でお仕事されている栄養士さんに相談させていただくことで、その患者さんは栄養指導を受けることができたりするんですね!
つまり、薬局・薬剤師が、皆さんと栄養士さんをつなげる『橋渡しの役』することができます!そんな活用をしていただくこともできるんですね!
薬局・薬剤師は「医療介護のファーストアクセスの場」として活用していただければと思います!!