薬剤師が伝える!『薬との上手な付き合い方』

薬局で働く薬剤師が、地域住民に対して「お薬との上手な付き合い方」という講演会を実施していく中で、お薬を飲まれる方々が『本当に知りたい事』を講演会での質疑を通して知ることができました。その経験から、本当に大切なお薬との付き合い方を、様々な視点からお伝えしていき、安心・安全に服薬できるような情報を提供していくブログです。

副作用って何?お薬の表と裏の顔!

お薬とお付き合いのある皆さん、こんにちは!

本日は、『副作用って何?お薬の表と裏の顔!』ということで、副作用との上手な付き合い方?う~ん、「付き合う」っていう表現は少し微妙ですが、対応のしかたをおつたえしていきたいとおもいます!

 

まずはじめに、お薬の「表と裏の顔」について考えていく必要がありますね!

表と裏の顔を別の表現にすると、

      表の顔 = 天使

      裏の顔 = 悪魔

このように表現すると、より分かりやすいかもしれませんね!!

          f:id:ryouhei200611111:20170715172002j:plain

 

では、お薬の「表の顔=天使」とは、、、

ズバリ!!!!!!

      病気を治す効果

そのまんまですね、、、(^^;)

お薬の病気を治す作用の事を「主作用」といいます。

 

では、お薬の「裏の顔=悪魔」とは、、、

ズバリ!!!!!!

    本来期待していない効果

このことを『副作用』と言います!

 

そして、残念なことに、全てと言っていいほど医薬品には何かしらの副作用が存在しているのです、、、

これは、事実として受け止めてください、、、

 

この「副作用」って漠然と、『怖いなぁ~』って思っているかもしれません。

実際、この副作用が原因で亡くなる場合もあるんですね、、、

 

少し古いデータとなるのですが、

平成22年度に薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会という長い名前の会議が開催され、初めて医薬品別の死亡症例数が報告されました。

これは、2005年度~2009年度までの集計がされています。

この期間内で副作用としてカウントされた人数が約12.2万人

そしてこのうち約10000人が亡くなられたと報告されたのです、、、

実際、この1万人のうち薬との因果関係が否定できないと判断された方は約2000人として、医薬品ごとにまとめられているのです。

 

たたみかけるように、副作用の恐ろしさや、その恐ろしさから逃れられないのではないかという不安を与えてしまったかもしれません、、、

 

でも、お薬を服用するという事は、何かしらの副作用のリスクがあるという事は、頭の片隅に入れておいていただきたいと思い、このような少し過激な書き方をしました。

 

でも、

ただ不安をあおるようでは、薬剤師としては失格ですね(^^;)

 

このブログのタイトルは「本当に大切なお薬との付き合い方」ですから、不安をあおるだけではないですよ!!!!!!

 

では、どのように「裏の顔=悪魔」と付き合えばいいのか?

次回、お伝えしますね!!!!!

 

くれぐれも、怖くなったからと言って勝手に薬を飲むのをやめないでくださいね!!

 


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